【添加物】コーラに含まれる危険な添加物を解説

添加物

こんにちは、シータケです。

今回は「【添加物】コーラに含まれる危険な添加物を解説」というテーマでご説明していきます。

私は食品工場の品質保証課や、商品開発にも携わっている中で数々の添加物について学んで実際に製品に配合することで使用してきました。

私自身は添加物を摂取してしまうことに対して開き直っている部分はありますが、私の「子供」に対しては慎重に判断して食材を選んでいます。

「添加物」は過去にも認可された後に毒性が明らかになるケースもあることから、避けられるものは避けるべきと考えているからです。(一例、アカネ色素 リンク
特にこのケースは天然色素でしたが、発がん性があるということで、「天然だから安全」というわけでもないことはよく理解しておくべきです。

幼少期は成長期で食品からの栄養吸収が盛んであること、この先人生が長いことを考えるとリスクは避けたいものですよね。

前段が長くなりましたが、このことを踏まえた上で、最初に本日の結論ですが、「子供はコーラ飲まない方がいい」と感じました。

たまに飲む分には問題ないですが、特に日常的に飲むようなケースは必ず避ける必要があると思いますので、その理由についてこれから説明していきます。

はじめに

みなさん子供ってコーラめちゃくちゃ飲みませんか?

私自身コーラが好きで、たまに家で飲んでいるんですが、音と匂いに吸い寄せられて子供が寄ってきます。

先日マクドナルドのハンバーガーに含まれている危険な添加物について解説しましたが、私の子供はハッピーセットにさらにコーラをつける始末で、困っています。

コーラは子供の発育に何か悪影響は無いか?気にせず飲ませてもいい物なのか?今回はいい機会なのでコーラの添加物について調べてみることにしました。

ちなみに日本のコカ・コーラのホームページには情報が無かったので、アメリカのコカ・コーラのサイトから情報を入手いたしました。コカ・コーラは世界中でほぼ同様の風味を提供することをブランド戦略としていますので、日本の原材料と基本的には同じと考えられます。

コカ・コーラのアメリカのサイト

ではさっそく原材料を確認していきましょう!!

コカ・コーラの原材料、および栄養成分表示

原材料表示ですが、以下の通りです。

炭酸水、果糖ぶどう糖液糖カラメル色素リン酸、天然香料、カフェイン

ということで、色々と気になる成分が盛りだくさんということがわかりました。

なお、栄養成分ですが、570mlあたり、砂糖が65gも入っていることがわかりました。半端じゃないです。これ一本でカロリーも240キロカロリーまでいっているので、糖分が半端じゃないことがわかりました。

では、コーラに入っていた気になる原材料について一つ一つ解説していきます。

果糖ブドウ糖液糖

果糖ブドウ糖液糖とは、でんぷんを酵素でブドウ糖(グルコース)に分解し、さらにぶどう糖の一部を酵素によって果糖(フルクトース)にかえた液状の糖です。

液糖に含まれている果糖がブドウ糖より多いものを「果糖ぶどう糖液糖」、果糖がブドウ糖より少ないものを「ブドウ糖果糖液糖」といいます。

ブドウ糖や果糖はその名の通りもともとフルーツなどに入っているような糖類なので、この原料自体に毒性があるわけではないです。

ただ、今回のケースのようにドリンク一本に65gもの砂糖となると話は別です。大さじ4杯強の砂糖ですからね…。

氷や水で半分に薄めてもまだ多いかなと思います。

コーラを子供に飲ませると血糖値が一気に上がるので、膨満感が得られてしまい、しっかり食べてほしいご飯を食べなくなります。結果的に栄養バランスが崩れて、成長に支障をきたす可能性があると考えられます。

カラメル色素

カラメル色素は自分でも簡単に作ることができるので、油断していませんか?

カラメルって砂糖をずっと加熱していると茶色くなってきますよね?これをカラメル化反応と言って、実際にプリンのアクセントにすることもあると思います。

ところが、添加物としてのカラメル色素はこのような純粋な砂糖から作ったものだけではありません。

カラメル色素には4種類も存在していてそれぞれ国際的にも添加物として別の番号が附番されて区別がされているほどです。

特にカラメルⅢとⅣに関しては発がん性がある4-MEIという物質が含まれていることがわかっており、ある一定量を超えた商品についてはアメリカにおいて表示が義務付けられている状況です。

カラメル色素は様々な特徴のある色素で、飲料の種類によっては長期にわたって安定した色調を保つためにカラメルⅢやⅣを使用することもあるそうで、カラメル色素という名前だからといって安心できる成分ではないことを頭の片隅に置いておいた方がよさそうです。

カラメルⅠ

糖類を加熱することで得られるカラメル色素です。4種類の中では私たちが家で作るカラメルに最も近しい作り方をしているので、安心して使用できるものになります。

国際的にはE150aという番号でナンバリングされています。(Eナンバーと呼ばれています)

カラメルⅡ

糖類に亜硫酸を加えて加熱する製法で得られるカラメル色素です。

国際的にはE150bという番号でナンバリングされています。

カラメルⅢ

糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱する製法で得られるカラメル色素です。

国際的にはE150cという番号でナンバリングされています。

カラメルⅣ

糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加えて加熱する製法で得られるカラメル色素です。

国際的にはE150dという番号でナンバリングされています。

糖とアンモニウムが反応すると4-MEIという物質が出来、これが発がん性があると言われています。

リン酸

コカ・コーラに入っているリン酸は「オルトリン酸」でコーラに特徴的な酸味をつけるために利用されています。

リン(P)は健康や生命を維持するために必要な成分であり、骨や歯の形成やエネルギー産生に関わる大切なミネラルです。リンが不足すると、脱力感や筋力低下などの症状がみられます。

したがって、このリン酸を摂取すること自体は特に大きな問題ではありません。

しかし、リン酸は現代では食品添加物として多用されているため、リンの欠乏よりも過剰摂取が問題となっています。

リン酸塩の過剰摂取は、カルシウムや鉄の吸収を阻害します。したがって、幼少期の子供の目線で考えた時に過剰摂取してしまうとカルシウムの吸収量が下がります。カルシウム成長期の子供が骨格大きく発達するために必須の成分であり、欠乏すると発達には悪い影響を及ぼす可能性があると考えられます。

カフェイン

カフェインはコーラに特徴的な「苦味」を付与するために添加されています。カフェインが無いとコーラが間の抜けた味わいになってしまうことから、コーラには欠かせない添加物になっています。

このようにカフェインはみなさんご存じの通りコーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど飲料には多く入っていて日常的な成分となっていますが、カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。

このため、カフェインの摂取に関して、さまざまな国の公的機関から注意喚起等がなされています。

例えば、世界保健機関(WHO)は、2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は多くのカフェインを含んでいること。またコーヒーは特に多いカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけています。 また、英国食品基準庁(FSA)では、2008年に妊婦がカフェインを取り過ぎることにより、出生時に低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとして、妊娠した女性に対して、1日当たりのカフェイン摂取量を、WHOよりも厳しい200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するよう求めています。

カナダ保健省 (HC)によれば、子供はカフェインに対する感受性が高いため、4歳~6歳の子供は最大45mg/日、7歳~9歳の子供は最大62.5mg/日、10歳~12歳の子供は最大85mg/日(355ml入り缶コーラ1~2本に相当)までとすることが目安として示されています。

以上のことからコーラに入っているカフェインは子供の発達に影響を及ぼすため、過剰な摂取や日常的な摂取は避けた方がいいと考えられます。

参考:厚生労働省の指針(リンク

無添加のコーラはあるのか

このようにコーラは添加物まみれですが、実は世の中には「無添加」のコーラも存在していますので、いくつか紹介していきます。

沖縄発 アイランドクラフトコーラ

国産さとうきびから作られる島砂糖によるコクと苦味、シークヮーサーにシナモンとヒハツ等のスパイスを絶妙にミックスすることでオリジナルのコーラとなっています。


コーヒーチェリーのコーラベース 500ml

コーヒーの果実「コーヒーチェリー」の皮、「コーヒーピール」を使ったコーラベースで、無添加です。カフェインを配合せず、天然物の苦味によって奥深い味わいを実現しています。また、きび糖、ジュナール(オレンジ)、ジンジャー、ライム、はちみつ、スパイスの類として、シナモン、ブラックカルダモン、シナモンリーフ、トゥルシー、レモングラス、ティムール、ステビアなどが入っておりオリジナルのさわやかで奥深いフレーバーが癖になります。炭酸で4倍に希釈して飲むと美味しかったです。


まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「子供はコーラを避けるべきである」ということで、ご説明してきました。

あくまで個人的な見解ですので異論はある方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

このように加工食品メーカーがどのような添加物を使用しているのか気になりますが、一般消費者はそれを知る術はほとんどありません。

私は加工食品に携わる者として、ほかにも気になる情報があればお調べしますので、ぜひぜひご連絡くださいね。

本日は以上です。

さようなら!!

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