【ニュース解説】業務スーパー「イタリアンビスケット」に金属異物混入で回収

ニュースの解説

おはようございます!シータケ@食品工場です。

今日は「ニュース解説」ということで、表題の件について解説していきます。 この事故はかの有名な業務スーパーで販売していた「イタリアンビスケット(ヘーゼルナッツ&ココア)」で金属異物が原因でおお客様が歯をけがしたため、回収となった事故となっております。

この記事を読んだら、「事故の詳細」と「異物の危害性」について理解が深まると思いますので、ぜひぜひ最後まで読んでくださいね。

対象の商品

日本全国の業務スーパーで販売されている「イタリアンビスケット(ヘーゼルナッツ&ココア)」になります。

賞味期限は2025年2月22日なので、こちらを目安にしてください。

詳細は消費者庁のリコールのサイトを参照してください。

回収の理由

一部商品において金属異物の混入が認められたため歯をお怪我されているお客様が1名いらっしゃいます。金属異物が混入している商品を喫食された場合、お怪我をされる可能性があります。

いったいどれぐらいの金属異物が入っていたのか

これは、実際の大きさはわかりませんが、7㎜以上の大きさであったことが推測されます。

FDA(米国医薬食品局)によれば食品中の固く鋭利な異物が含まれていたケース190件を分析した結果、最大7㎜以下の異物は外傷や重症の原因になることは稀であった、ということから危害性は比較的低いと結論づけています。

逆に言えば今回歯が欠けて外傷の原因となったことから7㎜の大きさを超える金属異物であったことがわかります。

なお韓国は食品衛生法において2㎜以上の異物が検出されてはいけない、と明記しており、日本においては特に大きさに関する言及はないものの、人の健康を損なう恐れがあるものの販売を禁止と明文化している。

まとめ

以上のことから、今回の業務スーパーの回収事件は金属異物が混入しており、7㎜以上の危害性がある異物が混ざっていることが予想されました。

また、このような異物が発生していることから製造工程には「金属探知機」や「軟X線検査機」が導入されていないことがわかります。

業務スーパーは安くておいしいものがたくさんありますが、その分「品質」に投資が出来ていないメーカーから仕入れていることがわかりますね。

今回のこのメーカーはFSSC22000のようなGFSI(Grobal Food Safety Initiative)の認証は取得していたのでしょうか?

業務スーパーは海外から輸出している商品が多数ありますが、ぜひ食品安全に関する認証を取得しているか確認をして仕入れていただきたいですね。

本日は以上です!!

さようなら!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました