【食品工場あるある】 PART1 「従業員編」

工場生活

おはようございます。シターケ@食品工場です!!

「食品工場」って求人でよく見かけるけど、どんな従業員がいるのかイメージできませんよね?
そう、私も工場へ配属されるまではわかりませんでした。

工場にはとにかくいろんな人がいます。いろんな人がいる工場が好きです!!

この記事を読み終われば、どんな人たちが働いているのか知ることができて、「私も工場で働いてみようかな」と思ってくれる人も中には出てくると思います!!

さて、ではさっそくスタートしていきましょう!!

高卒からの叩き上げでめちゃくちゃ優秀な係長が課長を支えている

これどこの工場にもいるんじゃないですかね。高卒=工場で採用されている職員ってことが多いので工場のことを知り尽くしているんですね。それでいて仕事が出来る人が係長になるので、高卒で係長の人はとにかく優秀です。

一方で課長は管理職ですから、総合職で日本各地を転々と移動しているような人が多いです。

その工場のことはあまり詳しくない人も場合によっては着任することもあるので、係長が実務を支えることが多いですね。

この場合、課長は経営的なことに注力できるのでバランスがとれるわけです。

どちらかがポンコツでも片方が優秀であれば成立しますが、両方ポンコツだとその職場はカオスになっていることが多いです。

パートのおばちゃんが実権を握っている

めちゃ長いこと働いているパートのおばちゃんが実権を握っていて、何か仕事に変化が生じるときにはなぜかそのパートのおばちゃんに根回ししなければならないことが多いです。

これもどこの工場でもあるのではないでしょうか。

工場の歴史が長いとこのように実務の従業員が仕事が出来ていろいろ知っていて人間的なネットワークも築いているので、ぱっと移動してきた管理職たちが気を遣うというおかしな構図が出来上がります。

総合職なのに仕事が出来なさ過ぎて作業員になってるおじさんがいる

工場にかぎった話ではないかもしれませんが、本来部長、課長などをやっているような年齢の総合職がパートのおばちゃんたちと一緒に作業しているという奇妙な現象があります。

仕事が出来なさ過ぎて、本当に何も出来ないから、そのようになっているようです。

ただ、どう考えても給料は二倍以上もらっている…。

あと数年で定年だから、そこまで逃げ切れば高額の退職金が手に入りますね!

がんばれ!!

従業員一人ひとりがどれぐらい食べるか把握している食堂のおばちゃんがいる

私も製造ラインに入っていたことがありますが、ずっと作業していると肉体労働なのでカロリーを消費しますのでとても腹が減ります。

普通の茶碗に日本話のようにごはんを盛って食べていたところを見られていたのでしょうか。

次から私には麺類を食べるための丼を米の茶碗の代わりに渡してくれるようになりました。

おばちゃん、私もう品質保証課で動かないからそんなに食べれないよ…太っちゃう。

半分ヤクザみたいなおじさんがいて、その人の職場だけ聖域と化してルールが逸脱している

「実験を握っているパートのおばちゃん」の「おじちゃん」バージョンになります。敵に回すとやっかいですが、味方になるとこれほど頼もしい存在は無いです。

ただ信頼を勝ち取るためには失うものも多い…

障害者雇用の方の業務は聖域と化していて効率化しにくい

工場はなんといっても効率化が命。効率化してなんぼの部分があります。

一方で、障害者雇用の方々は出来ることが少なかったり、極端に変化を嫌う方もいます。

したがって、本来効率化のメスをいれたいところですが、この障害者の方々のケアをするのが大変労力がかかるために聖域となっていることが多いです。

効率化するとやることが無くなってしまう→新しい仕事を与える必要がある→変化を嫌うため対応に工数がかかる→面倒だから後回しにする→聖域と化す

でも私はこの方々とのやり取りも嫌いではありません。失礼かもしれませんが、自分の子供と接している感覚でやりとりすると違和感がないです。(年上なんでそのことは黙っていますが…)

女を捨てている独身の女性管理職がいる

これもどこの工場もいるのではないでしょうか。「女を捨てている」かどうかは本人に確認していないので一方的なこじつけで大変失礼かもしれませんが、男性陣はみんなそう思っていると思います。

社会的に女性の管理職の割合が求められる一方で、工場はトラブルが起きれば無限残業地獄です。

なにか事情があれば早朝や深夜に出社を求められることも少なくありません。

結婚して家庭をもっている女性だとなかなか対応が難しいこともあるので、独身でばりばりやっている女性が必然的に選ばれやすくなるというのも事実の一つなのかもしれませんね。

マスクと帽子をとったらめちゃくちゃ美人な子がいる

工場は基本的に防止とマスクをしていて、目元しかわかりません。また、コロナでマスクをすることが一般的になってからというものの、工場に出社する女性はほとんどマスクをつけています。

おそらくお化粧する手間が省けるので、みんなそうしているのではないでしょうか。

マスカラなどアイメイクも最小限です。

あまりに厚化粧すると異物混入の原因になりますからね!

ごくごくたまに壮行会や歓迎会などの飲み会があるときに、「あなただれ?」っていうレベルの美女がいたりするので、それが楽しみでもあります。

そういう時に気合入れてきている可能性も高いですが笑

給料を酒・たばこ・パチンコに費やす独身おじさんがいる

もうほんとにこんな感じのろくでもないおじさんが多いんですよ。いいとしこいてアンタなにやってんのよと、言いたいくなりますが、こういったおじさんこそ人間味があって面白い。

私も現場実習してるときはこんなおじさんたちにいろいろとお世話になって、大変たすかりました。

帰りにパチンコ屋のぞくとだいたい座っているって、さっさと家かえってなんかやること他にあるだろうって笑

お姉さん方々に鍛えられている総合職の新入社員がいる

総合職で入社した優秀な新入社員達も、最初に工場に配属されるとまずは現場での従業員として最前線で働かされます。

現場を知らずして管理はできず。

これはおそらくどの企業も同じなんではないでしょうか。

ということで超優秀な大学を卒業した新人たちが変なおじさんおばさんの理不尽に耐えながら修行するわけです。

現場の作業を知るというか、むしろこの理不尽を知ることが修行のメインディッシュなわけですが、これに耐えられないエリートな新人達はやめて転職していくこともあります。

まとめ

私は初めて工場に赴任した時に思いました。

ああ、なんだか小学校に帰ってきたみたいだなあ、って。

小学校の時っていろんな人がいたと思います。障害者の子、グレーゾーンの子、おちゃらけた子、よく泣く子、ふつうの子、とても優秀な子、あのクラスがそのまま大人になって学年が入り乱れるとこんな感じなのかなあって、工場に赴任して思いました。

自分でいうのもなんですが、高校あたりから優秀な面々がそろう学校に行き初めて、気づいたらみんな金太郎あめみたいな感じで似たような人たちがそろう大学、職場にいました。

それが、工場にきて、社会っていろんな人がいるんだなと再認識させられました。

そしてみんなと関わっている中で自分の中に何かエネルギーを分けてもらっているような、そんな気がします。

工場で働くのも悪くないですよ。

今日は以上です。

さようならー

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