おはようございます!シータケ@食品工場です。
今日も「ニュース解説」ということで、表題の件について解説していきます。 この事故は全国のスーパーやネットで販売していた「日本珈琲貿易」が販売した「WEMIEL(ウィミエル)純粋はちみつ」でアレルゲンである小麦の成分がコンタミしてしまい、回収となった事故となっております。
この記事を読んだら、「アレルゲンの怖さ」や「トラブルの原因」について理解が深まると思いますので、ぜひぜひ最後まで読んでくださいね。
対象の商品
商品名:「WEMIEL(ウィミエル)純粋はちみつ」
WEMIEL(ウィミエル)純粋はちみつ 500g
および 純粋はちみつ 454g
詳細は消費者庁のリコールサイトを参照してください。リンク
消費者庁のサイトを参考にすると、全ロットが対象であることがわかります。
回収の原因
アレルゲン表示(小麦)の欠落(食品表示法違反)
自主検査の結果小麦成分が検出された、とのことです。
小麦のアレルゲンがコンタミした原因
仮説①洗浄不足
同じ製造ラインで「小麦」を含む製品を製造しており、製造ラインの洗浄が不足していたためこのはちみつの製品に小麦の成分が混入してしまった可能性があります。
製造ラインの洗浄の重要性については以下のリンクを参考してください。
仮説➁製品の製造順番を間違えた
製品の特性が極めて類似している場合、「洗浄を実施せずに製造を継続する」ということもあります。
この場合、前後に製造する製品の風味、原料、表示、栄養成分、アレルギーなどに影響がないことを確認して、洗浄が不要であるという判断をすることになります。
しかしながら、アレルゲンの確認を怠って判断した場合、ラインで製造する前の製品のアレルゲンが後製品にコンタミしてしまうことになります。
まとめ
本日は、日本珈琲貿易「WEMIEL(ウィミエル)純粋はちみつ」の回収についてご説明しましたが、併せて「洗浄の大切さ」についてご説明しました。
アレルギーを持っている方にとってアレルゲンの表示は命にかかわる重要な情報です。
食品を製造する我々は命を預かっているものとして、しっかりとした品質管理を実施する必要がありますね。
本日は以上です。
さよなら!!
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